先日の記事で、母にとって私が女であることは忌むべきことであった
と書きましたがそれは、間違えている。というか、すみませんウソでした。
母が、ではなく私自身が、私が女であることを呪っていたと言うべきだ。
母は私に「可愛くて母にそっくりで、母の言うことをよく聞く
素直な女の子」で居て欲しかったんだと思うが、
まあ、私がそれに対して反吐を吐き続けていただけだ。
今でも↑を書いてて気持ちが悪いが、そうだとしか思えない。
で、その「枠」に当てはまらない私を、どう解釈してよいか、
どう受け止めて良いかわからずに出した母の結論が
「男の子みたい」であった、というだけであり、
"男扱い"された原因は、どっちかと言うと私の方にある。
原因といっても、私が悪いとかそういうことではなく
私が母のような女になりたくなかった故に、という意味。
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とは言え、物心がつく前から私は「母が思うような女の子」らしくは無かったのも事実。
飯事遊びや人形遊びは嫌いだったし
(なにもないのに演技するのって、怖くて気持ち悪くて生理的に受け付けられなくて)
(人形は、魂が入ってると思ってたから好き勝手に扱ったら呪われると思ってた)
(でも草の実をご飯に見立てたり、本物志向の家事系おもちゃは大好きだったんだけどね)
ロボやゲームが大好きだったし
(や、だって周囲のオトナからは、ガンダムとかアトムとか009とかばっかり与えられてたし)
(女の子アニメも見てたけど印象に残ってないってだけなんだが)
(ゲームというか機械全般が好きだった プログラム書けばきちんと動くところが)
でもその癖、私が母の化粧品に興味を持ったりすると
自分のものを取られる!と思うらしくて反射的にすげー攻撃食らうんだ
私が「私の感覚で」女らしいことをしようとすると、
それはすべて彼女の逆鱗に触れるのだ
よーするに、幼いころ何不自由なく育った彼女は
結婚後、自分が色々(金銭的に)我慢していることに
耐えているつもりで、全然耐えられておらず
自分が耐え忍んでいるというのに
他の女が自由で幸せである(しかも自身の幸せを踏み台に!)
ということを、絶対に受け入れはしなかった、ということである
それは、一時帰宅をしていたときに感じたことなのだが
私が買った服を見て、「お前と同い年ぐらいの時に結婚して
自由にお洒落なんか出来なかったのに」という恨み事を言い続けるのだ
そして人の服を手に取り「私にも似合うよね?」と持っていきそうな勢いなのである
なんだこの少女は。と、思ったが、よーするにそういうことだったわけだ
金持ちの娘が、突然貧乏のどん底に突き落とされて
旦那の稼ぎは全部義姉に持っていかれて
その血を引く私に、その義姉を投影しては
私が女らしいことをする毎に非難の嵐を浴びせかけ
妬み、奪い返そうとしていたのだ
実際には、全く関係が無い「私」から。
だから、私は母にとって「母のために稼ぐ人間」でなければいけなかったのだ
しかし母は、私たちを自分の分身として育てることに関しては
金に糸目をつけない人でもあった
金が無いと言いながら、自分がピアノが好きだったから、という理由で
嫌がる私にピアノを習うことを強要する(月謝、高いんだよ?)
しかし勿論、私がやりたい、ということは絶対にやらせてもらえない
一人暮らしを始めた後にも似たようなことは続いた
自分が食器と服を集めるのが趣味だからと、という理由で
6畳一間の一人暮らしの家に食器戸棚とタンスを2つずつ置いて行く
(しかも木でしっかり作った高いヤツ。あほだとしか思えん)
迷惑だ、と強く言えない私も悪かったのだと思うが
母の前で素の自分を晒すと、殺されてしまうのだ
事実、私は家の中で、母から隠れて生きていた
殺される恐怖、というよりも
何を言われるかわからないような自分の趣味を隠している、
みたいな感覚に近かったけどね
特に、絵やお話を描き始めてからは。
家のドアにつっかえ棒をするようになり、
母が近づいてくる音がするとクローゼットに隠れて息をひそめる
それも、絵で食っていく。と決めてからは
少しだけオープンにはするようになったけど、
でも、やっぱり母に見せてはいけなかったのだ
私が作った絵を、勝手に知り合いのところに持って行って
売りこんだりとか、委託販売してくれとか言いはじめたのだ
あの時の絶望感を、わかってもらえるだろうか
故に私は、自分の絵を見て「売れるよ」と言われることで
絵を描くことが嫌になるのだろうと思う
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絵のことはまあともかくとして。
主題である「女であることが忌むべきことであったのは私」という話。
それはもう、単純な話で、
自分の中にある「本当の自分」を晒すことは母に抑え込まれ
母が私に強く望んだ、「母と同じ女」であることなんていうのは
許せなくて、気持ちが悪くて、絶対に受け入れることは出来なかった
本当に本当に、気持ちが悪くて
何度も何度も何度も、
自分の中の血を全部入れ替えてやりたいと思った
「私が私であること」そのこと自体が、受け入れ難いものだった
故に、母の前で 私は、女であることが忌むべきことであったし
だからと言って、私は自分が女であることを否定する気は全然なかった
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私を思い通りに出来ないと悟り、自分の分身であることを強要しない代わりに
「この娘は男の子みたいなんだ」という理解をした母は、
「体調を崩して動けなくなった私」を、都合の良いはけ口として利用するようになった
何か買ってあげるから代わりに愚痴を聞きなさい
みたいな感じになっていったのだ
私はホストか何かですか。と思いながら
それでもこの母(の持つ金)が無いと
食べることも、病院にかかることも出来ないことは十分わかっていた
まだ、自分の分身扱いをされるよりは、ホスト代わりの方が全然マシだった
例え、聞かされる内容が、本当は結婚するはずだった男の話と父の愚痴、
親族の悪口ばかりだったとしてもだ
マシだったのは、その時だけの話なんだけどね。
後に、この時聞かされ続けた呪いの言葉には
本当に、しぬよーな思いをさせられる羽目になるのだが。
とにかく、相性が悪かったのだとしか思えない。
私がもし、本当に男で生まれていたら
もしかしたら、もっとうまくいっていたのかもしれない
でも、私は女で、女であることはすげー大変でめんどくさいけど
その事実から逃げるつもりもないし、
いや、私は私であるという事実からは相当逃げたかったのだけど
女であるという事実は受け入れないと生きていけないので
もうね。
親が親らしくなかったことなんてどうでもいいんですよ
子どもが子ども産んじゃダメだよね。ぐらいにしか思っていないのです
でも、私が私であるという、受け入れ難かった現実に
過去がどうであれ、毒親がどうであれ
私は私であることに、向き合わなければならんわけですよ
そこに向かうパワーと言うのはものすっごく大きなものなので、
出来ればそれ以外のことは軽くできるようになっておきたい
その為の準備が今までのことで、
土台がきちんと出来るまでは
そういうのに向かうことができないのです
生活が出来なくなるのです
少なくとも、あの人たちの負のパワーと共倒れになる気はない
かといって、彼らを巻き込んで一緒に立ち上がろうとも全然思っていない
私は私で、自分の人生を生きなければならんのです
そのために必要なものは、
私が土台となり、私を土台とする存在。だったのです。
生きることを頑張ることで精一杯だった私にとって、
楽しい恋愛とか、余興みたいな時間は邪魔でしかなかった
でも、私の作る食事を食べてくれる人は、絶対必要だったんだ。
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