私は、きちんとお金を貰わないとマネジメントなんてやりません。
同じ給料でマネジメントまでやれ、と言われたら
そんな会社は辞める。当然だ。
#最近そんな話が記事になってたけど。
だけど、そこで引き受けないとクビになるから・・・
という人が、今の世の中の殆どだろう。
しかしもし私がそんなとんでもない要求に腹を立てて会社を辞めたとしても
他の人、特に若くて安く雇える人が、代わりに採用されるだけなのだ。
そして、それを「期待されている、チャンスだ」と勘違いして
頑張るのだけど、そんな会社はそもそもマネジメントが出来ていないから
誰にも、マネジメントの何たるかを教えてくれることも無く、
本を一生懸命読んでも、うまくいくことも少なく、結局自分が全てを被ることになる。
そうやって、大抵の人が、潰されていく。
或いは「火消し上手」と言われる人がマネージャーをやる場合もあるが
そういう人は、火消しはするけど、マネジメントが出来るわけじゃない。
そもそも、両方が出来るなら、給料の桁が1つ変わってくるはずなんだ。
で、結局そういうところでも、「出来る社員」というのが
代わりにマネジメントをしているわけですよ。安い給料で。
なんかね、本当に、腹立たしくて仕方がなかった。
そういう場では、私は「仕事が出来ない人」という評価になる。
知ったことか。私は自分の信じるもののためにしか働かん。
金のためでも、会社のためでもない。「人」と、自分の生活のためだけだ。
私が大切にしたい存在以外のためには、
一切の労力は割かんと決めているのだ。
以下は相変わらずの自分語り。過去のこんなことがありますよ、って話。
楽しい話題じゃないですけどね。
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以前・・・もう8年近くも前の話になるが、
某大手代理店と業務契約(内勤)をしていたことがある。
その時の肩書きは(いや、今もなんだけど)ディレクター、というものだった。
私が所属した部署は、私と同じ年齢の男性が立ち上げた部署だったが
新卒で入社し、これからはこの仕事だ、という感じで
社長に企画を持ち込んで立ち上げたものだという。
理念と構想がしっかりしており、順調に成績を伸ばしていた。
ただひとつだけ、現場の営業がどうしても知識不足で
制作と意思の疎通がどうしても出来ないため、
仲立ちする存在として入って欲しい、と依頼を受けた。
まあ簡単に言えば、営業の都合で無茶ぶりして
制作に逃げられたり、仕事を受けてもらえなくなったりしたんだな。
結構、この業界ではありがちな話だと思いますが。
そこでの仕事も例に漏れず、
技術的な話がわからない営業に同行し、
客先に技術的な説明をしたり、仕様を調整して持ち帰り、
業者を選定したり見積もりを作ったり、
品質から納品までの管理をする、という
ごくごく一般的なディレクター職だった。
しかしやる気がある営業は、出来ればそれら全てを
自分の力で行いたいと思っていた。その方が客に信頼されるからだ。
#事実、クライアントはそのうち営業を通さずに
#私に直接電話をしてくるケースが多く、こちらも困っていた
故に、彼らは私に色々と質問をしてきたので
私はマニュアルを作ったり、勉強会を開催した。
勿論、プレゼン資料を作るのを手伝うこともあった。
仕事の合間に片手間で作ったものだったので
質が高いものではなかったとは思うが、そこそこ、喜んでもらえていた。
#優秀な人は、それを足掛かりにして
#自分で情報を集めることが出来るようになったからな
他部署の手伝いも、積極的にした。
というより、基本的には、頼まれれば何でもする。
Pマーク取得の書類作成の手伝いとか調整とか、色々と。
しかし、中には資料作成から企画まで、丸投げにしてくる馬鹿がいた。
一度営業ってやってみたかったんだよね~
という軽いノリの元お水関係、酒浸りの女の子と
彼女のマネージャーの女性のコンビは本当に最悪だった。
この2人は客先で、今月私のノルマはこれだけなの、
仕事くれないと困るのよね、と言って
大クレームになったという伝説の持ち主だ。
当然ながら、私の方へもひどい仕事の振り方をしてくる。
客先往訪日時と、客の要望だけがメールでぽん、と飛んでくる。
何の説明も相談もなしにだ。
というより、本人がわかっていなかった。
ただ、私を客先にさえ連れて行けば、企画から何から
全部やってくれると思っていたらしい。
こっちは1人で20人近い営業の相手と
複数の制作会社とやり取りをしている。
他部署との調整や、人事採用までやっていた。忙しいのだ。
#忙しいからと言うよりは、そんな失礼なメールは
#本能的にスルーしただけなんだろうとも思うのだがw
まあ、普通は初めての客先往訪なんていうのは
営業から『メールを出したが事前に打ち合わせしたい』と
声をかけてくるのが常だったこともあり
そのメールは埋もれてしまって、こちらも気がつかなかった
その為、事前に何も準備が出来ず、面倒なことになった
いや、客先ではアドリブできちんと仕事の話して
案件自体はきちんと取ってきましたけどね、そうじゃなくて
彼女はその後の企画書作りとかいわゆる準備ってヤツを、
私に依頼もしなければ、自分で作ることもなーんもやらなかったわけです。
で、何が面倒って、その営業が私が悪いと騒ぎ立てるわけですよ。
曰く、他の人の時はきちんと仕事してくれるのに
なんで私の時は仕事してくれないの!である
あほか。と思ったが、
他の仕事もあるのだ、きちんと依頼がなければ
こっちは動きようがないし、面倒見切れない。
子守りは私の仕事ではない、
そういうのはマネージャーの仕事だろ。と、突っぱねた。
マンツーマンでマネージャーが付いているわけだから
その人がフォローをするところだろうが、という意味で言ったのだが
その後、驚いたことに、私の名刺の肩書きが「マネージャー」となっていた。
ここは、爆笑するところである。
何も聞かされておらず、ある日突然(というか新しい名刺をもらった直後に)
その馬鹿マネージャーに突然「仕事してくれないと困るんですけど。
名刺にマネージャーって書いてあるでしょ?」と言われて気がついた。
いやびっくりしたというかなんというか。
当然ながら、すぐに部長の元へ抗議をしに行った。
私が伺い知れぬところで突然肩書きが変わってるってなんだこれは。
だいたいディレクターの給料でマネージャーまでやる気はないぞ。と。
しかし話を聞くと、肩書云々どころの話ではなかった。
制作部署を別会社にして独立採算制にすれば
無茶ぶりでも仕事を引き受けてくれるだろう、みたいなことで
私の意向も抜きに、会社設立の構想を聞かされたのだ。
あほかと。
てゆか制作会社だったら、あんなヤツが取ってくる
二束三文の仕事なんか受注するわけないだろ、赤字になるわ。
ということで、当然ながら、業務契約は
1年の満期をもって終了、ということになった。
それだけじゃなくて、労働条件等々、色々な面で
折り合いがつかなかったことなどもあったのだが。
#いやまあ・・・普通に考えて折り合いがつく要素はないかw
こちらは本気で怒っていたので、
任期満了→終わり、で済ませようと思っていたが
そこの部長(ちなみに今は社長になっている)は流石に出来る男だった。
なんでやってもらえないのかな。
と、聞いてきたのだ。
例え辞めるにしろ、互いに会話がないまま終わるのは忍びない、ということで。
そう言われたので、私は心の中をはっきり言った。
頑張って勉強して、仕事を自分で出来るようになろうとしている子たちが可哀相だ。と。
不覚にも、泣いてしまったりもしたんだが。
彼は、すごくびっくりした顔をして、一言だけ
話が出来てよかった。と言ってくれた。
それだけが、救いだった。
役員をはじめ、周囲の大人達も労ってはくれた。
業務契約には本来、有給的なものはないのだが、つけてくれたりとか。
まあ、悪意を持って受け取ると、さっさと追い出したかったんじゃね。
とも思わないでもなかったが、そこまでひねくれて考えるのも
野暮ってもんなので、有り難くないはずの有給を、頂戴した。
最後の日、他の部署の大人しそうな女の子が
(話をしたことがあるこじゃなかったのだが)
誰にでも気さくに声をかけてましたよね。って言ってくれた。
その一言は、例え社交辞令でも、嬉しかった。
しかし馬鹿女には、やめるのに送別会も開いてもらえないなんて可哀想、みたいな
嫌味を言われたりもしたが、仮に声をかけられても参加しねーだろ常考。
ダメなヤツを相手にすると口が腐る。ってのはあの時心底思ったもんだ。
社長や部長の考え方にはとても共感していたし、
今、その会社は(ブラックと言われつつも)
「大手」と呼ばれるような会社に育ったので
キャリアにもなったし、自信にもなったし、
あそこで仕事を出来たことは、苦々しくはあっても
まあ良かっただろう、とは思っている。
しかしそれでも、あの会社は「ブラック」であることは確かだろう。
こと、制作会社にしてみたら、きっつい世界であろうと思う。
私がやめる直前に、次の生贄となった制作チーム(3人組)も
1年も経たずに契約を解消したらしい。まあ当然だろう。
その後、私は代理店からの仕事は、一切受けないことにした。
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