古狸の闘い

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今、狸だなぁと思うおっさんから仕事を受けている。


というか普通だったらこの手の人からは死んでも仕事を受けないし
その件は本人にも何度も何度も何度も言ったのだが、

何度も何度も何度もお願いをされた上にちょっと事情があり巻き込まれた。


てゆか狸は狸なりに、尊敬出来る狸であるというか。

たった3人の会社で、きちんと産休取らせたりしているとか
長く病床にある奥さんを世話し続けていて、毎日必ずごはん食べさせに帰るとか

そーいう人なので、価値観に閉口しつつも んあー と思って
ぐだぐだ言うのを押し返して、半ば説教的なコンサルティングを
延々やってるよーな感じである。たまに、制作の仕事も受ける。


昨日も企画1個出すのに3時間近く話していたわけですよ。
おまけに競合他社のサイト分析までやらされた。

勿論、管理費って形で月額いくらかは貰っているけど。

それも最初は値引きしろとか成果報酬にしろとか色々言われたが、
言い値をくれなきゃ絶対やってやんねー、って譲らなかった次第。

やってられません。


昨日もそんなわけで、ぐだぐだした話し合いから始まった。


理想ばかり述べて、机上の空論を並べ立てて、

その上で自分は動かない形であーしたいこーしたい、
だから良いアイディア頂戴よ、みたいな。


辟易。腕組みしながら話を聞く。

自分で策を考えて人を使って稼ぐのならともかく
金も出さず、他人の褌で稼ぎたいってのは虫が良過ぎる。

成果が出たら金を出すと言うが、成果報酬だって初期費用は別だぞ。


というか、それより問題なのは、空論&理想が支離滅裂であるということ。

でまあ、結局は説教。

その空論にはこんだけダメなところがある、ってことと
自分が動かず人を動かすために何が必要かってことを延々3時間。


まあ、最後には、それなりの話にまとまって
現実的な企画には落し込みはしたのだが。


ふつーだったらこの3時間だけで今の月額費は請求するぜゴラ。って気はしなくもない。
まあ、成果が出たら支払うって言ってるから、後でしっかり返してもらう。


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話を聞くと、分析をしたサイトの持ち主というのが、彼の更に上を行く大狸なのだそうで
最近その人に、俺のところに少し通え、と言われて通っているらしい。

仕事を手伝わされているのか、狸論を語られているのかは知らないが。


大狸、要は大金を使って人を動かし、更なる大金を生んでいる人。
金があればコネもあるから、人を使うことは容易いわけだ。


それこそ1日5分働いて何千万、とかいう世界だね。

そんなのの何が楽しいのかねぇ、と思うが、しかしこの人達が目指すはそういう世界。

欲するは「自分は遊んでていても金が勝手に巡り増える仕組み」である。


まあ、どうでもいいけどね。

そういう世界にいる人だからこそ、奥さんの医療費も払えてるわけだし。
そういう世界にいる人だからこそ、産休とかも取らせることが出来るわけだし。

奥さんの介護は人に任せず自分でやって、
社員にきちんと還元しているんだから、まあ立派じゃないか。

そんなの一切せず、豪遊してるヤツらもいるってのにさ。

若い頃には、もっと大変な苦労をしただろう、そういう人なら、
最後の最後ぐらい、ちょっとは美味しい目を見ても
良いんじゃないかな、って思わなくもないからな。


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帰りの車の中で、

あと1、2年であの古狸を抜いてやるんだ、と狸のおっさんは言った。

この人の口から「古狸」という単語が出てきたことに、ちょっと驚いた。

同時に、

ああ、この人はこういうのが「狸」だってわかっていて、
わかった上で、大狸になりたいんすね。


と、思ったら、

なんかそーいう世界もあるもんだなぁ、と妙に納得をしてしまった。



まあ、私としては、何度か嫌な思いをする中で
自分の領域を荒らされないように付き合う術が身についてきたので

まあ、これも通る道であるんだろうと思いつつ。


更に言うと、提案内容が実現すれば、それはそれ、
うちにとっては勉強になることだったりする。

#セミナー運営の提案をしたので。


まー、いっか。

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このページは、qufeiが2010年4月14日 17:10に書いたブログ記事です。

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